「MY行動宣言5つのアクション」が「生物多様性国家戦略」に!

CEPAジャパンも提言を行った「生物多様性国家戦略2012-2020」が閣議決定しました。

 

CEPAジャパンも、4月12日に開催された、「中央環境審議会第2回生物多様性国家戦略小委員会」で、民間団体の6つの団体の一つとして提言を行い、さらに、国連生物多様性の10年日本委員会の、普及啓発ツールとして提案し制作した「MY行動宣言5つのアクション」を、国家戦略として活用するよう提言を行ってきました。

 

その結果、都市生活の日々の行動から生物多様性を身近に感じるために、「MY行動宣言5つのアクション」が重要であるという要素が102ページに記載されました。これによって、暮らしの視点からの啓発活動が可能となり、ひろく一般の方々への浸透を、多くの方々と取組む事ができると考えます。

 

尚、この「MY行動宣言5つのアクション」は、これまでCEPAジャパンが「5ACTIONS !!!!!」として展開していたものを、環境省の「MY行動宣言」と統合したもので、「5ACTIONS !!!!!」は、九州大学の矢原徹一教授がCOP10のプレカンファレンスの講演で、「私たちにできること」としてお話されたものを、アレンジさせていただいたものです。

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P102

第3節 各主体の役割と連携・協働

【市民の役割】

一人ひとりが生物多様性との関わりを自分の生活の中でとらえることが求めら れます。例えば、旬のものを「味わう」、自然や生きものに「ふれる」、自然の素晴らしさ を「伝える」、保全活動に「参加する」、環境配慮商品を「買う」といった、生物多様性を 守るための「My 行動宣言5つのアクション」(国連生物多様性の 10 年日本委員会)を日 常の暮らしの中で実行に移していくことが重要です。

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他にも、これまでの国家戦略には一言も記載のなかったメディアの役割、メディアのCEPAが明記。

 

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P101

【メディア等関係者の役割】

メディア等関係者は、生物多様性の重要性や素晴らしさ、危機的状況やそのことが人間に与えうるリスク等を伝えていく上で非常に大きな力を持っています。メディアによる国内外の先進的または模範的な取組の発掘・発信、メディアを活用した広報や教育、普及啓発などは、市民をはじめとしたさまざまな主体の生物多様性に対する理解と知識を深め、生物多様性の保全と持続可能な利用に向けた行動へと結びつけていくことにつながります。

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また、山、里、川、海、とフィールドを分断し保全活動を推進する記述に関して「流域」というキーワードでつながりを理解する必要性の訴えにも対応する記述があります。

 

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P59

第2節 自然共生社会における国土のグランドデザイン

3 国土の特性に応じたグランドデザイン

 

一つの考え方として、流域を基軸として関連する地域を含む流域圏を一つのまとまりとして各 地域区分のつながりを考えていく方法があります。その際には、流域圏内の人・もの・資 源を活用し、健全な水循環や物質循環、生態系を保全・回復するとともに、水やエネルギ ー、食料の持続可能な供給を可能とし、災害などに対しても強靱な社会を構築することに より、国土の多様性と環境変化への強靱さを担保することを目指し、各地域区分のつなが りを考えていくこととします。

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以上のような成果を挙げる事ができましたので、このような形でご報告いたしました。

 

 

生物多様性国家戦略2012-2020

 

CEPAジャパン提言資料

 

MY行動宣言5つのアクション