NACOTの指導員が家族単位で受け持ち、見ごろとなった樹木を見て、綺麗な葉っぱや木の実を拾い集めながら、タネの旅を考えて観察をしました。
公園にはヒマラヤスギやドングリ、イイギリの赤い実、アオギリの不思議な形のタネがおちていて、子供たちは夢中になって集めました。イチョウの黄色い葉でバラの花束を作り、冬越しの昆虫を見つけたり、子供目線で自然の恵みを探して歩きました。袋に集めてきたものを箱に詰めて秋のお弁当作りが始まりました。モミジやマツ、ドングリなどを彩りよく詰めた秋らしい色合いの箱がたくさん並びました。落ち葉を踏む音と、わくわく箱に詰めている子供たちの楽しそうな笑顔が何よりも秋の恵みでした。最後に皆さんで展示して発表しました。
[実施概要]
イベント名:ネイチャーガイドと歩こう!身近な自然発見「木の実や葉っぱとタネの旅」
実施日:2020年11月23日(祝)10:00-12:00
実施場所:都立野川公園
参加者: 22名(子ども9、大人13)
主催:CEPAジャパン 協力: 自然観察指導員東京連絡会(NACOT)
※この自然体験プログラムは、子どもゆめ基金の助成を受けて実施されました
]]>石神井公園のボート池に10時集合、観察会の流れ、注意事項説明をし、複数班に分かれて親子2,3人の班で担当指導員がそれぞれについて観察して回りました。イラスト入りの鳥のカードを見ながらクイズの答えも考えてみました。
ボート池沿いでは、オオバン、カルガモ、カイツブリ、キンクロハジロの集団、オナガガモやマガモも観察できました。例年より早く暖かくなったので、冬越ししていた水鳥たちはそろそろ北へ帰る時期、数も少なくなっていました。子供たちは双眼鏡で観たり、熱心に発見した鳥をメモしていました。三宝寺池の水辺観察園では春の草花がたくさん開き、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、春植物のアズマイチゲも観察でき、ナナンホシテントウも出てきました。池ではオカヨシガモが逆立ちして餌をとる様子が人気でした。大きなゴイサギ、カワウも数羽見られました。
最後は子どもたちと一緒にクイズの答えや今日の発見!を発表してもらい、水鳥のまとめをしました。お天気も穏やかで暖かく、家族でゆっくり楽しめる観察会でした。
(申し込み14組の家族。新型コロナウィルスの感染予防のため、スタッフ全員マスク着用、特に手洗いなど注意事項を告げて実施いたしました。)
■ネイチャーガイドと歩こう!身近な自然発見
石神井公園で「冬を過ごす水鳥やいきものたち」
実施日:2020年2月24日(月・休)10:00~12:00 天気晴れ
実施場所:都立石神井公園
一般参加者:39名(子ども17名)
主催:一般社団法人CEPAジャパン
観察会実施:NACS-J自然観察指導員東京連絡会(NACOT)
案内指導員6名、協力スタッフ5名(NACOT指導員)
CEPAジャパンでは、秋の野川公園で「秋の木の実、葉っぱを楽しむおべんとう!」 を実施しました。新小金井駅で集合した後野川公園へ誘導。10時からスタートしました。
親子2,3人の班で担当指導員がそれぞれについて観察して回りました。まずは野川沿いに北側、南側の園地を観察しながら秋の木の実や葉っぱを拾い集めて歩きました。いろいろな木の実の形やタネの運ばれ方も観察し、きれいに紅葉した落ち葉もたくさん集めて子供たちも夢中になっていました。
この季節にしか見られないフユシャク蛾や、越冬する昆虫も見つけ、生き物たちの冬支度も観察できました。
袋いっぱいに拾った材料を使って、一人ずつ箱に盛り付けて「おべんとう」を作りました。どれも木の実や葉っぱの色合いを生かしてかわいいお弁当になりました。
みんなで並べて発表し秋の実りと多様な自然の色合いを楽しみました。子供たちはお弁当作りがとてもわくわくして楽しそうでした。
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4月7日(日)10:00~13:30
参加者2名、案内人2名の少人数でしたが、穏やかな春らしい日のCEPA散歩を実施することができました。
10:00に根津駅に集合し、CEPA散歩リーフレットの説明、今回の谷根千歩きの目的とコースの説明をしてから出発しました。
最初の見学地の根津神社周りにはお祭りの半被を着た人がいっぱいでした。聞くと、根津神社のつつじまつりで、今日がお神輿渡御ということでした。つつじ祭りは4月6日~5月6日。つつじ苑もポツポツと咲き始めていました。境内のヒメリンゴの花が満開でした。
根津神社のヒメリンゴの花
古い歴史ある神社、境内のクスノキなどの緑、そして伝統行事(祭)のスポットに出逢いました。ここから日本医大の間を抜け、坂を上ると、斜面林の「千駄木ふれあいの杜」があります。小さなみどりの空間ですが、大きな落葉樹と、それを取り囲むような常緑樹が生い茂っています。ここは武蔵野台地の東端にあたり、関東の本来の照葉樹林に戻っていく状態を継続観察できる場所。地元の保護団体が取り組んでいる街中のオアシスのようなところです。実生も増え、倒木は自然の経過で土に返っています。
路地を歩くと、玄関先や小さなスペースにも植木が置かれ、町の緑化にもなっています。
「へびみち」は昔の藍染川の名残りで、くねくねと曲がった小路。川だった様子が良くわかります。並びに昔ながらの小物屋さんも多く、「カメノコタワシ」もその一つです。
谷根千エリアの街中は戦火を免れているところが多く、古い佇まいの建物やお店が見つかります。国産の食材にこだわったお店、、昭和のはじめからのお煎餅屋さんなど、ちょっと立ち寄ると生物多様性を意識しているようなお店もみられます。
亀の子たわしのお店
谷中銀座は、もとは寺町として発展してきたところですが、今は様々なお店が軒を連ね、人をつなぐ食の多様性もありそうです。お昼はここで食べ歩き。
100年続く伝統工芸品の竹細工屋さんも健在です。97年続く佃煮屋さんは関東の霞ヶ浦のハゼやアミ、近海のしらすを材料にしているようでした。
谷から山側へと上る地形、斜面が所々に現れます。谷中のお寺エリア、霊園ではまだ桜も残り、寺社の境内のあちこちに枝垂れ桜や花海棠の春の色が見え隠れして楽しい道です。
江戸時代から残る文化財の築地塀、古いお店の一角にある保存樹のヒマラヤスギ、玉林寺の樹齢900年のスダジイの大木を見て、ゴールの根津駅に戻りました。
CEPA散歩の5つの視点から見てチェックしてみると①たべよう:食材に観られる季節感、佃煮など伝統食、②ふれよう:植え込みなどの足元の自然、③つたえよう:自然をみながら歩くイベント、体験発信、④まもろう:小さな杜の保護活動、地域活動、伝統行事(祭)、⑤えらぼう:国産小麦などを使った食品、昔ながら御自然素材のタワシ製品など、環境にも優しい商品を目にしました。
クスノキの葉の入れ替え
わずか3時間の街歩きでしたが、いろいろな観方でのつながりを見つけて歩くことができました。
参加者からも、自然観察だけでなく、街歩きだからこそ見えてくるささやかな自然と、それを大切にする人の暮らしがつながってきてよかったとの感想でした。
(担当:川上・宮本)
[砂原池]多数あるため池の1つでマダラヤンマが生息します。ため池にはヒシの実が観られました。道沿いにはノブドウやアオツヅラフジの実が色とりどりにきれいでした。キンクロハジロなど水鳥も来ていました。
CEPA散歩の視点から●たべよう・えらぼう・・ずくだせ農場の食事。
化学肥料・除草剤を使用せずに作られた地元産の大豆を加工し味噌や醤油糀に製品化されていることが「えらぼう」につなげている。
「水」をテーマとして、かかわりのある水源、ため池、それを利用してきた文化や生活、ごく身近にみられる生き物など、またその恵みを頂く食文化、それらを融合した視点で回ることができ、参加された方々からも多様な感じ方があり、CEPA散歩として良い試みだったと思います。報告:川上
※このCEPA散歩「塩田平の自然と恵みをめぐる」は平成30年度地球環境基金の助成を受けて開催されました。
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参加者62名 指導員32名
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毎年、生物多様性の日を記念して、広く市民に身近な所から生きものつながりを実感してもらう自然観察会を都会の真ん中、日比谷公園で行っています。
8年目の今回は、自然観察だけではなく、より身近に生き物のつながりを楽しみながら知っていただこうと、子供も大人も気軽に参加できるワークショップ加えました。
自然観察会とワークショップを連携したこと、テントの場所をサービスセンター前に設置させていただけたことで、一日中大賑わい、まさに「みどりの祭!」でした。
来場された方にはスタンプカードをお渡しし、生きもの折り紙、切り紙、葉っぱの栞やセミの抜け殻に触れる体験などに参加していただき、そこから自然観察会の参加へとつながっていきました。小学生の団体、通りがかりの親子が多く、みなさん楽しそうに手を動かし、昆虫や木の話が弾んでいました。
観察会参加者数は175名でしたが、立ち寄ってどれか1つ見て行ってくださった方や幼児も含めると200名はいたようです。
日ざしが眩しいくらいの良いお天気で、公園内は大きなタイサンボクが甘い香りを放ち、トンボがかなり飛び交いました。ヤモリやムカデも登場、アオスジアゲハ、アサギマダラも見かけました。緑が美しい日比谷公園で楽しみながら、散策できた家族が多かったのは嬉しいことです。
難しい生物多様性という言葉や自然観察の堅いイメージから“もっと、もっと身近に“
生きものつながりを感じてもらう仕組みを作る機会になったかと思います。
「みどりの祭!in 日比谷公園」
実施日:2018年5月20日(日)9:30~15:00
実施場所:東京・日比谷公園
参加者数:175名
案内:自然観察指導員36名
担当:川上
]]>実施:8月2日(木)18:20~19:45 日比谷公園
毎年恒例、CEPAジャパンが共催し、NACOTの指導員が行っている「セミの羽化観察会」。いつもと違い涼しい夏の夕暮れです。午後降り始めた弱い雨がなかなかすっきり上がらず、集合も屋根のある場所に急遽移動しました。
それでも70名近くの親子が楽しみに集まり、セミのお話が始まりました。NACOTのセミちゃんのセミの一生クイズに子供たちの期待が高まります。
辺りは薄暗くなり始めてもまだセミの声が公園内に響いていました。
そのうちに雨もあがり、指導員30名余りがそれぞれの班を担当し電灯を持って7班のグループで出発しました。
地面をそろそろ幼虫が歩き始めるので踏まないように注意します。穴から顔を出している幼虫も見つかりました。スズメたちが狙っていたところもありました。
低い木の枝につかまって羽化が始まっているもの、さっさと羽を伸ばしたもの、どんどん高い木に登って行くものと様々ですが、ここにはこんなにたくさんのセミたちが命をつないでいることが実感できます。
じっと羽化の様子を見続け、体を曲げてつかまり直す瞬間を見届けると歓声が上がります。
時間を忘れて見入っている子供たちの姿がとても印象的でした。大きなセミを捕まえることができなかった子供にも羽化観察の体験は感動的なドラマだったことでしょう。
参加された大人の方からも初めての羽化に感激した!と感想を頂きました。親子で身近な生き物から関心を持っていただくことが一番です。
都会の真ん中、こんな身近なところにもたくさんの生き物のつながりがあることを実感する観察会でした。(川上)
]]>5月21日(日)国際生物多様性の日を記念して、本日は日比谷公園で
「みどりの自然観察会」を開催しました。
暑い夏日となりましたが、大勢の方が参加してくださいました。今年もエコクラブの子供達、ご家族で参加する皆さんが多く、またぶらりと公園にこられた方などをお誘いし、その場で参加いただきました。
2回、3回と違うコースに参加してくださる熱心な方もあり、150名余の方々をご案内することができました。特にお子様連れのご家族の参加が多かったのは何よりでした。暑さで、虫たちがはか葉陰に入ってしまい、少し虫の出が悪かったですが、日比谷公園ではアオスジアゲハがあちこちで飛び交っていました。園内のバラの香りも良く、アカンサスの不思議な花との出会いも楽しんでいらっしゃいました。
都心の緑は暑い日にはとくにほっとするオアシスでした。
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