「CEPAツールキット」を公開しました!

生物多様性条約事務局が国際自然保護連合に発注し2007年に刊行された、生物多様性を主流化するためのCEPA(コミュニケーション・教育・普及啓発)ツールキット。

 

COP10の会場で、その存在を幻のように語られていた300ページにおよぶ現物を初めて手にしてから翻訳は悲願でした。日本語版製作にご尽力いただいた皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます!

 

キットの対象者は国家戦略策定者となっていますが、地域戦略を策定する自治体の生物多様性担当者や、生物多様性の主流化に向けたステークホルダーである企業、教育機関、研究者、NGO/NPOも、それぞれ自分たちの立場からの視点でみることで活動のチェックブックになると思います。

 

このキットは大きく以下の4つのセクションから成り立ち、それぞれ「ファクトシート」「事例」「チェックリスト」で構成されていますので、気の向くままに興味のある項目から拾い読みして、その場で活用できるような体裁になっています。

 

4つのセクション

1、CEPAとは何か?どのように着手するか?

2、ネットワーキングと普及啓発

3、ステークホルダーの関与と生物多様性の主流化

4、コミュニケーション戦略の策定

 

発行から8年の歳月が経っており、生物多様性に対する理解、各国の取組み事例、メディア環境の大きな変化など、時代に呼応した改訂が必要ですが、直接的なコミュニケーション手法は不変ですし、現段階で取り組んでいる活動を検証するチェック機能を果たすものだと考えています。

 

尚、COP12のCEPAに関する決議で、このツールキットの開発・改良・更新も記されていますので、近い将来改訂版が発行されると思います。

 

内容についてのお問い合わせやご指摘などありましたら、

お手数ですが、info@cepajapan.org までご連絡ください。よろしくお願い致します!

 

画像をクリックするとCEPAツールキットのページに移動します。

CEPAツールキット