8/6セミの羽化観察会を開催しました！

猛暑日の夕方、日比谷公園では６０名近くの参加者が集まってきました。

セミの羽化を見るのは初めての親子が大勢いました。まだ薄明りの頃からセミの幼虫が穴から出て木や枝に登り始めています。昼間が暑すぎたのかどうか、幼虫の出てくる時間もやや遅れていました。木の梢を見上げると抜け殻がぎっしりついている木があります。抜け殻と同じような幼虫が動いているのを見るのも子供たちにとっては、驚きのようです。

すっかり暗くなった頃、私たちの目も暗闇に慣れてきます。懐中電灯の光で探せば羽化の始まったセミが何匹もいました。背中が割れて中から白い姿が現れます。

逆さにどんどん伸び、翅や足も出てきます。最後のお尻が抜けるまでは、じっと我慢して観察です。「がんばれ！」と声かけて梢を見上げたまま２０～３０分経ったでしょうか。

体を曲げて足でしっかり殻につかまり最後にお尻が抜ける時は、思わず歓声が響きます。

感動の瞬間です！白く透き通った翅が見る見るうちに伸びてゆきました。

都心の日比谷公園で、こんなに美しいセミの姿を見られることを知っている方は多くはないようです。参加者の皆さんがこの美しい瞬間を共有しました。セミの羽化と同時に必ずヒキガエルが出てきていました。日比谷公園での命のつながりです。

身近なところで生物多様性！生き物たちのつながりをしっかりと体験することができる観察会でした。

［報告：川上］

セミの羽化観察会

２０１４年８月６日（水）　　日比谷公園　１８：３０～２０：００

主催：自然観察指導員東京連絡会

共催：ＣＥＰＡジャパン

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