CEPAジャパン設立記念パーティ
第1回定時社員総会を終えて、設立記念パーティを情報文化センターの1階にあるLUNCHAN AVENUE(ランチャンアベニュー)で開催しました。司会はCEPAジャパンの服部徹監事。雨に濡れる横浜日本大通りを眺めながらとても開放感のあるパーティになりました。
司会の服部徹さん 横浜市環境創造局の水谷誠担当課長
まず来賓の横浜市環境創造局制作調整部政策課の水谷誠担当課長からご挨拶をいただきました。ヨコハマbプランと名付けた生物多様性行動計画のプロモーションをこれから一緒に仕掛けられればとのお話。
そして乾杯は生物多様性条約市民ネットワークの共同代表を務められた吉田正人IUCN日本委員会会長(CEPAジャパンアドバイザー)。COP10でのCEPA会議のとき、議長が締約国に発言を許可した時にNGOはどのタイミングでボタンを押せば良いの判らず躊躇した川廷代表が、即座にオブザーバー席にいた吉田会長にいつ押せば良いのですかと駆け寄った際、「いますぐ押さなきゃダメだ!」と言ってあわててボタンを押しに席に駈け戻って要求ができたのであのNGOスピーチが実現し、修正決議案に至ったというエピソードをにこやかに披露。「あのボタンからはじまった」というメッセージとともに乾杯。
吉田正人IUCN会長 川嶋直キープ協会シニアアドバイザー
続いてCEPAジャパン特別会員としてご指導いただく川嶋直キープ協会シニアアドバイザーから環境教育の流れ、東日本大震災の現場で活躍するRQ市民災害救援センターの後方支援を踏まえて、これからのCEPAのミッションをソフトにお話いただきました。
素敵な会場のLUNCHAN AVENUE(ランチャンアベニュー)
日経BP記者の藤田香さんと住友信託銀行の後藤さん WWFジャパンの町田さんと佐藤健一理事
環境養育の鈴木さんとコーラルネットの宮本さん 横浜市環境創造局の日吉さんと水谷さん
川廷代表とNACOTの福永さん 水野理事、佐藤正弘理事とGreenTV長谷川さん
GreenTV酒井さんとNACOT市田さんと川上理事 森理事とIUCN-CEC Japan事務局の野口さん
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中静透東北大学教授から頭と身体と心で感じる生物多様性のショートプレゼンをしていただきました。特に印象深く実感できたお話は、子どものアウトドアでの遊びが昭和30-40年代では40種類以上あったものが現在の子ども達は20種類未満になってしまって、自然の恵み、生物多様性の豊かさに身体が実感できる状態ではないという事。いかに日々の体験を増やして創造力豊かな子どもに育ててあげることができるのか、今の大人の大きな課題ですね。そしてなるほどと楽しく理解できたのがJリーグの各クラブチームのエンブレムのお話。植物や動物をあしらった紋章がJリーグは多い、環境先進国といわれているドイツのブンデスリーガーと比べてみると、Jリーグは全体の70%が使っていて、ドイツは30%、、、日本がいかに自然共生をしてきた民族かがわかるというものというお話です。
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CEPAジャパンの理事と運営会員から、それぞれのCEPAを熱く語るコーナーです。
名古屋から駆けつけてくれた新海運営会員 川上理事とNACOTの小口さん、市田さん
上田理事はThink The Earthのプロデューサー 佐藤正弘理事は、地球サミット2012 Japan代表
佐藤健一理事のチョイ筋人生 木俣運営会員は国土緑化推進機構の中核
今井運営会員はCEPAの海外への広がりをサポート 野口運営会員はIUCN-CEC 日本事務局を形にします
新海運営会員が名古屋から駆けつけたのは、
この「CEPAと次世代への架け橋、NEO」のメッセージを届けるためでした。
COP10の開催を契機に世界中の子どもたちで生物多様性について議論する「国際子ども環境会議」が名古屋で開かれたのですが、その時の中心的なメンバーである名古屋市教育委員会の「環境未来探検隊」という小・中学生による環境組織とそのOB/OGたちが、3月に新しい名古屋の学生組織「NEO (Nagoya Environmental Organization)」を結成。独自で開催する2011年の子ども会議に向け補助金を独自に申請し、現在はその企画・運営にあたっています。今年度の環境未来探検隊のサポートも予定しており、この「子どもたちどうしによる環境コミュニケーション」はまさにCEPAであるとの考えから、CEPAジャパンへの登録を検討しています。
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地球村の渡辺さん、宮川運営会員は生物多様性かんさい 島田さん、TEEB作業部会でご一緒した斉藤さん
学研の中島さん、イノウエ事務局長
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日本野鳥の会広報の岡本さん、WWFジャパン広報の町田さんにもお話いただきました。
そして地球生きもの委員会の事務局でお世話になった
水と緑の惑星保全機構の島田さん
住友信託銀行の後藤さんからは2年前のエコプロダクツ展で18万人もの入場者がいるイベントにもかかわらず、住友信託銀行が翻訳したばかりのTEEB報告書を何としても用意して欲しいと言われた川廷代表が印象深いとのエピソードを披露。
パーティの締めは水野理事が日本の伝承である一本締めでと挨拶。楽しい2時間はあっという間に過ぎていきました。雨の中、駆けつけてくださった皆様、本当にありがとうございました。(2011年5月28日)
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