8/2セミの羽化観察会を実施しました!
毎年恒例、CEPAジャパンが共催し、NACOTの指導員が行っている「セミの羽化観察会」。いつもと違い涼しい夏の夕暮れです。午後降り始めた弱い雨がなかなかすっきり上がらず、集合も屋根のある場所に急遽移動しました。
それでも70名近くの親子が楽しみに集まり、セミのお話が始まりました。NACOTのセミちゃんのセミの一生クイズに子供たちの期待が高まります。
辺りは薄暗くなり始めてもまだセミの声が公園内に響いていました。
そのうちに雨もあがり、指導員30名余りがそれぞれの班を担当し電灯を持って7班のグループで出発しました。
地面をそろそろ幼虫が歩き始めるので踏まないように注意します。穴から顔を出している幼虫も見つかりました。スズメたちが狙っていたところもありました。
低い木の枝につかまって羽化が始まっているもの、さっさと羽を伸ばしたもの、どんどん高い木に登って行くものと様々ですが、ここにはこんなにたくさんのセミたちが命をつないでいることが実感できます。
じっと羽化の様子を見続け、体を曲げてつかまり直す瞬間を見届けると歓声が上がります。
時間を忘れて見入っている子供たちの姿がとても印象的でした。大きなセミを捕まえることができなかった子供にも羽化観察の体験は感動的なドラマだったことでしょう。
参加された大人の方からも初めての羽化に感激した!と感想を頂きました。親子で身近な生き物から関心を持っていただくことが一番です。
都会の真ん中、こんな身近なところにもたくさんの生き物のつながりがあることを実感する観察会でした。(川上)