もっと身近に、生物多様性! 「セミの羽化観察会」in日比谷公園

  • 2013/08/07
もっと身近に、生物多様性! 「セミの羽化観察会」in日比谷公園
~都心の日比谷公園でも、こんなにたくさんの命のつながり~
観察会実施:2013年8月5日(月)18:30~20:00
一般参加者:33名(うち子供13名)
主催:CEPAジャパン   
観察会実施:NACOT(自然観察指導員東京連絡会)案内指導員4名
 
蒸し暑い一日、日比谷公園ではセミの大合唱です。夕方までお天気も良く、羽化も期待でします。夕闇迫る日比谷公園霞門の集合場所に子供たちもわくわくしながら集まってきました。
お勤め帰りのかたから「何が始まるのですか?」と尋ねられ、そのまま参加してくださった方もいます。まず、目の前の看板についている抜け殻をみるだけでもびっくりしている方もいました。普段気づいてない日比谷公園でのセミの羽化が始まりました。
まずは、指導員がセミの一生についてのクイズと簡単なお話をして、セミのことについて知ってもらいました。地上に出て歩いているセミの幼虫を踏みつけないよう注意してもらいます。林の中へ一歩足を踏み入れると、すでに幼虫が木の上に登り始めています。あちこちで穴から出て登って行きます。すでに枝先で羽化しているセミもいました。
 
辺りが暗くなり、大きな木の枝の葉裏にはたくさんの抜け殻も見られます。よく見ると幼虫の殻がわれて、美しい羽化が始まったばかりのものが見つかり、じっと観察しました。頭から下に出ていき、ぎりぎりの状態までいくと、殻につかまり直すために腹筋運動?きちんとつかまり、お尻の部分を抜いたら最後、羽がみるみる伸びていきます。約1時間、このシーンに皆さん釘づけ、最後まで見守っていました。
 
羽化が始まるころ、カラスが穴を覗いたり、ヒキガエルが出てくることがよくあります。日比谷公園で営まれる「いのちのつながり」。夏の夜は毎晩この素晴らしい生き物の様子が身近に見られることに、参加された方々みんなが感動していました。
 
 
報告:川上典子      
987zzz321
987zzz321

CATEGORY : MEMBER BLOG

コメントは受け付けていません。